2017年2月8日水曜日

文法の捉え方

文法は言語を扱うための道標



 文法は、言語を形作る仕組みです。文法はよく、「ルール」と解釈されがちですが、そんなことはありません。スポーツのように、誰かがルールを決めたのではなく、長い年月をかけて皆が言葉を発していくうちに、単語や、フレーズ、文章を作り上げてきたのです。つまり、言語というものは時代と共に発展してきました。私たちが「文法」と呼んでいるものは単純に、その時代に話されている言語を反映したものにすぎないのです。

 私たちは言語を学ぶために文法を生真面目に学ぶ必要はありません。ほとんどの人は文法など学んだことがなくとも、ネイティブの言語を話しているのです。私たちは「文法」という言葉を知る前にはもう既に喋り始めていました。

 ただ、本当に、真剣に外国語を学びたいのであれば、文法を学ぶ必要があると言えます。なぜなら、文法は言語学習をより素早く、効率的にさせるからです。文法を、自分のことを助けてくれるお友達のような存在として捉えることが重要なのです。文法の仕組みを理解することで、ネットや教師に頼らなくとも、多くのことを自分自身で理解できるようになります。

 なので文法は、標識や地図のように、道を教えてくれる役に立つ存在だと考えると良いでしょう。

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